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肥満と肥満症について

肥満者が急激に増加しています。わが国では、欧米にくらべれば肥満の基準が厳しいです。しかも肥満者の割合が少なく、欧米にくらべると、極端な肥満の人が少ないといわれています。ただし、日本人は、欧米に比べるとBMIが比較的小さくても糖尿病などにかかりやすいことがわかっているので、油断はできません。男性の場合、どの世代でも10年前、20年前よりぐんと肥満者の割合が増えています。とくに40代から60代の肥満者は30%を超えています。女性では、30~60歳代において肥満者の割合が20年前、10年前と比べて減少しており、また20~40歳代においては低体重(やせ)が増加傾向になっています。

肥満とは

肥満とは脂肪組織が過剰に蓄積した状態をいい、BMI25以上で判定されます。BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で除した値で、日本ではBMI25以上を肥満としていますが、欧米で用いられているWHO(世界保健機関)基準ではBMI30以上が肥満と判定されており、BMI25以上30未満は過体重とされています。

肥満症とは

肥満症は、肥満と判定されかつ肥満に起因ないし関連した健康障害があるか、あるいは内臓脂肪が過剰に蓄積した病態をいいます。肥満症とは治療すべき肥満をさします。肥満は、糖尿病・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病の原因になるだけではなく、心血管疾患・脳血管疾患・癌などを引起こす原因になります。肥満は単なる危険因子ではなく、健康・生命を脅かす肥満症と認識し、日常でも減量を中心とした治療と全身管理を行わなければなりません。

肥満を防ぐ日常生活

肥満の2大要因は、過栄養(食べすぎ)と低活動性(運動不足)ですが、日本人の場合は、ここ10年ほど平均するとエネルギー摂取量はほとんど横ばい状態です。それなのに肥満の人は増えていることから、運動不足の影響が大きいと考えられています。減量というと、運動よりも食事制限が重視されがちですが、肥満の予防や解消には、運動もおなじくらい大切です。減量や肥満予防に運動がすすめられるのは、運動そのものによるエネルギー消費に加えて、筋肉がつき、基礎代謝量が増え、体脂肪を燃えやすくする、という理由があります。

-体脂肪を効果的に燃やす有酸素運動-
ウォーキング、軽いジョギング、サイクリング、ゆっくり泳ぐ水泳など

-体脂肪が燃えやすいからだを作る筋力トレーニング-
スクワットや腕立てふせ、軽いおもりを反復してもち上げるような運動など

タボリックシンドロームについて詳しく知りたい方は



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